食品事業者に対するHACCPの制度化(完全)施行(2021年6月)から3年が経過しました。業界ごとに多数の手引書が発行されましたが、ハザードの管理手段に関する体系的な指針はいまだに不足しています。コーデックスの食品衛生の一般原則(CXC 1-1969)は2020年に改訂され、食品ハザード管理とHACCPの関係がより明確にされました。食品ハザード(とくに病原細菌)管理は、時間/温度管理はもちろんのこと、pHや水分活性(Aw)などのパラメータが重要な役割を持つと言及しています。しかし、実際の「食品」は、pHやAw以外にも病原細菌の増殖に関わる成分を含むことがあります。「食品」中の病原細菌の挙動を知ることは食品安全管理のポイントと言えます。
米国微生物基準諮問委員会(NACMCF)は、2010年に「食品」に病原細菌を接種して、当該「食品」の安全性を評価するため、接種(スパイク)試験のプトロコールや予測微生物モデルの使い方の指針*を公表しました。「予測微生物モデル」という言葉は聞いたことがあるが、使ったことはないという方が多いと思いますが、重要なデータベースとして世界で利用されています。
そこで、本セミナーでは、第1講にてNACMCFの「接種試験のプロトコール」を、第2講にて「予測微生物モデル」の具体的な使い方を紹介します。
米国微生物基準諮問委員会(NACMCF)は、2010年に「食品」に病原細菌を接種して、当該「食品」の安全性を評価するため、接種(スパイク)試験のプトロコールや予測微生物モデルの使い方の指針*を公表しました。「予測微生物モデル」という言葉は聞いたことがあるが、使ったことはないという方が多いと思いますが、重要なデータベースとして世界で利用されています。
そこで、本セミナーでは、第1講にてNACMCFの「接種試験のプロトコール」を、第2講にて「予測微生物モデル」の具体的な使い方を紹介します。
*NACMCF: Parameters for Determining Inoculate Pack/Challenge Study protocols. J. Food Prot., 73, 140-202. 2010.
プログラムおよび開催日時:
講師:荒木惠美子 氏(一般社団法人AOAC日本/公益社団法人日本食品衛生協会)
第2講アシスタント:暮沼武士 氏(株式会社ファスマック)
第1講 2024年10月30日(水)15:00~16:30
「食品中の病原細菌の挙動:NACMCF(米国微生物基準諮問委員会)の接種試験のプロトコール」
第2講 2024年11月6日(水)15:00~16:30
「病原細菌の挙動予測:予測微生物モデルの使い方」
開催方法:Zoomウェビナーによるオンライン配信
受講料および申込方法:
一般:5,000円(税込) *会員:4,000円(税込)
*会員:AOAC日本 賛助会員およびAOACI JAPAN SECTION会員
Peatixを用いたお申し込みとなります。
(申込期間:2024年9月17日~10月25日)
申込サイト:https://aoacnp-s2401.peatix.com
お問合せ:
AOAC日本事務局宛メール(aoac-nippon@aoacijs.org)にてお願いします。